花言葉は
「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」
(日本水仙)「自己愛」
(白)「神秘」「尊重」
(黄)「私のもとへ帰って」「愛に応えて」
(ラッパズイセン)「尊敬」「心づかい」
写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)「植物園へようこそ!」
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《スイセン 誕生花日付》
1月3日(瞳の日・駆け落ちの日・戊辰戦争開戦の日)の誕生花
(黄)1月2日(初夢・初荷・初売り,初商・仕事始め・書き初め・皇室一般参賀・月ロケットの日・箱根駅伝往路)の誕生花
(日本水仙)12月30日(地下鉄記念日・ルーマニア建国記念日・証券取引所 取引所大納会)の誕生花
《ラッパズイセン 花言葉 誕生花日付》
花言葉は・・・「尊敬」「心づかい」
(ラッパズイセン)1月13日(たばこの日,ピース記念日)の誕生花
《スイセン 花言葉の由来》
「うぬぼれ」・・・この花言葉は、水面に映った自分の姿に恋をした、ギリシャ神話の美少年「ナルキッソス」の伝説にちなみます。
水面に映った自分の姿を、「絶世の美女」と勘違いして恋いこがれたナルキッソスは、いくら求愛しても反応がないことに悲観して、ついに入水して命を落としてしまいます。
じつはこの運命は、自分の美しさを鼻に掛けたナルキッソスの度を超した「自己陶酔っぷり」が引き起こしたもの!
数々の求愛をソデにした傲慢さや、彼への報われない恋煩いのあまりに「声だけ」になってしまった妖精(エコー)の哀れさをみかねた女神「メネシス」が仕組んだのです。
自分の美しさにうぬぼれて、結果として身を滅ぼしてしまうように呪いを掛けられてしまったのです。
ナルキッソスは、自己愛を意味する言葉「ナルシズム」の語源となっています。
(白いスイセン 花言葉と由来)
白いスイセンの花言葉は・・・「神秘」「尊重」 どこか神々しく清々しい雰囲気を漂わせる花の印象から連想されたもの。
(黄色いスイセン 花言葉と由来)
黄色いスイセンの花言葉は・・・「私のもとへ帰って」「愛に応えて」
「私のもとへ帰って」「愛に応えて」・・・この花言葉は、「黄泉の国(死後の世界)」に連れ去られてしまった農業と豊穣の女神・デメテルの娘の伝説に由来します。
デメテルの娘・ペルセポネは、野で花摘みをしている間に冥界(黄泉の国)の王・ハデスに見初められ、黄泉の国に連れ去られてしまいます。
(じつはこの横恋慕は、恋の女神ビーナスが仕組んだいたずら、とも)
そのとき、連れ去られるペルセポネの手から落ちた花が黄色いスイセンとなったとされています。
その花を見て嘆き悲しんだペルセポネの母・女神デメテルの気持ちを表したのが黄色いスイセンの花言葉で、「私のもとへ帰って」。
また、同じく黄色いスイセンの花言葉「 愛に応えて 」は、ハデスの思いにちなんだ、とも。
《スイセンとラッパズイセンの見分け方は?》
花の中心部分「副冠」の長さが、周囲を取り巻く花びらと同じ長さ・もしくはより長い種類が「ラッパズイセン」と定義されています。
「花びらよりもラッパが長い」ものがラッパズイセンということですね。
《「ニホンスイセン」とは?》
「日本水仙」は、地中海沿岸原産のものが中国に渡り、その後渡来したとされます。
日本原産、というわけではないようですね。
栽培されていたものが各地で野生化したとされています。
清楚な佇まいと香りが、華道・茶道といった日本の美意識とマッチし、重用されています。
《スイセンは有毒植物》
有毒植物です。
しかし、葉がニラに似ているなどで誤食してしまう中毒事故の事例も発生していますので、要注意!
有毒成分(アルカロイド系)を含む球根は薬用としても利用されます。
《スイセンは香りの花》
花は香料として利用されます。
世界で50種ほどの原種が確認されているようです。
《スイセンが国花 県花》
イギリスの国花
福井県の県花
《アニメに登場! スイセンの花言葉》
'79年放映のアニメ「花の子ルンルン」第16話「木靴のシンデレラ」で「うぬぼれ」が登場。
《スイセンの基本情報》
ヒガンバナ科 球根植物
原産地 南ヨーロッパ、地中海沿岸
草丈 20~50センチ
花期 (日本水仙)12~4月
(西洋水仙)3~4月
花色 白、黄色、クリーム色
《この花(ニホンスイセン・ラッパズイセン)について管理人が音声で解説!》
「ニホンスイセン」
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