秋を香りで彩る花「キンモクセイの花言葉」をご紹介します。
花言葉は
「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」
(2016年9月28日 各項目追記)
《キンモクセイ 花言葉の由来》
「謙遜」「真実」・・・ごく小さな花を咲かせることからイメージしたものでしょう。派手さはないけれど、奥ゆかしさやまじめさを思い起こさせる印象。
「陶酔」・・・甘い香りを嗅いだときの気分やフィーリングを表現したと思われます。
「初恋」・・・花の趣と香りの印象をミックス。
《キンモクセイ 誕生花日付》
10月2日(豆腐の日・関越自動車道全通記念日・スヌーピーの誕生日)
10月6日(国際協力の日・国際ボランティア貯金の日・役所改革の日)の誕生花
《キンモクセイの真実!?》
中国原産の花木。
雌雄異株で、日本にあるのは雄株のみとされています。
大気汚染に弱く、また葉が汚れていると花芽のつきが悪いことがあるみたいですね。
「トイレの芳香剤の香りと言えばこの花」というイメージも一時ありましたが、1990年代以降は、ほとんど見られなくなったようです。
確かに、見かけませんね。
「○ワデー キンモクセイの香り」とか・・・。
《キンモクセイの特徴》
根付いてからの移植を嫌います。
だから、庭に植え付ける際は、大きくなっても大丈夫な「ゆとり」のある空間を確保するとよいでしょう。
細かく枝分かれするタイプの樹木です。
小枝の生育が旺盛なので、剪定をしないと、樹型が暴れてしまいます。
しかし、刈り込みには強いほうなので、こまめに剪定すると花芽も良くついて、毎年良い香りを楽しませてくれるのではないでしょうか。
《キンモクセイは二度咲きする!?》
花芽が比較的短期間に作られる種類とされます。
夏以降に花芽がつくられ、そのすぐ後の秋には開花、というサイクルです。
これはとてもスピーディーな花芽形成で、キンモクセイは、樹木の中では花芽の形成がトップクラスで早い部類だそうです。
夏から秋への温度変動が激しいと、花芽が作られてから開花するまでの期間が短くなると考えられます。
そしてその後、「暑さの戻り」があるとふたたび花芽を作り、2度目の開花をすると思われます。
すなわち、「二度咲き」は「気候変動の激しさ」を物語っているのかもしれません。
一輪一輪は小花ですが、芳香の存在感は大輪です!
《ほんとうの「モクセイ」は?》
種としての「モクセイ」は、花が白色の「ギンモクセイ」のことを指し、キンモクセイはその変種という扱いです。
原産地の中国では、「桂花」と言うと「モクセイ属」の木の総称、とされるようです。
「キンモクセイそのもの」は、「丹桂」の語で表されるとされます。
《キンモクセイが県・市の花》
ポピュラーで人気の花木なので、かなりの数の自治体で「市(町)の花」として制定されているようです。
静岡県の県花
市の花としては・・・
茨城県 - 牛久市
千葉県 - 八街市
静岡県 - 掛川市、袋井市
滋賀県 - 草津市
大阪府 - 豊中市
兵庫県 - 明石市
和歌山県 - 紀の川市
福岡県 - 田川市
佐賀県 - 鹿島市
熊本県 - 山鹿市
大分県 - 別府市
《キンモクセイの基本情報》
モクセイ科 常緑小高木
原産地 中国
高さ 4メートル前後
花期 9~10月
花色 オレンジ色
別名 木犀花(もくせいか) 桂花
《キンモクセイの香りのお酒》
キンモクセイのお酒「桂花陳酒」は、白ワインにキンモクセイの花を3年ほど漬けたリキュール。
カクテルベースにもなる女性に人気のお酒、これですね!
お茶もあります。
《ありそうでなかった!? キンモクセイの香りの「国産香水」》
製造元「武蔵野ワークス」に管理人が突撃取材!
ポッドキャスト「フラワー・ステーション」をご覧下さい。
《この花の名を冠したバンド「キンモクセイ」》
代表曲:「二人のアカボシ」は、ベスト版に収録されています。
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