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ヒガンバナ,ひがんばな(彼岸花)

花言葉は
「情熱」「悲しい思い出」「独立」「再会」「あきらめ」



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秋を彩る真っ赤な「ヒガンバナの花言葉」をご紹介します。

ヒガンバナ


《ヒガンバナ 名前の由来》

ちょうど秋の彼岸の頃に花が咲くことからこの名前になったとされます。
開花の適温は、気温18℃~20℃。
9月の半ば過ぎ~下旬にかけてで、「秋のお彼岸」に合致する地域が多いようですね。
そして一斉に開花して、目立つ赤い花なので、農作業(秋の作物の種まきなど)の目安としても利用されてきたようです。

根に有毒成分を含みますが、毒を抜いて粉にし、食用にもしたことから、「マンジュ(饅頭)バナ」の別名も。


《ヒガンバナ 花言葉の由来》

「悲しい思い出」・・・彼岸の花=親しい人・愛する人との別れを意識させる位置づけから。
「情熱」・・・鮮やかな赤い色の花であることから。
「独立」・・・花期は葉が無く、花茎だけが直立して花咲くことからイメージ?
「再会」・・・亡き人を偲ぶ(=再び会いたいと思う気持ち)彼岸の時期に咲くことから連想された?
「あきらめ」・・・花と葉はどんなに望んでも(?)一緒には生育しないことからイメージされた?


《ヒガンバナ 誕生花日付》

9月13日(世界の法の日・乃木大将の日)
9月20日(空の日・バスの日・お手玉の日)
9月24日(みどりの窓口記念日・清掃の日・畳の日)の誕生花。


《ヒガンバナは別名がたくさんある》

代表的な別名は 「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)。
これは「天上の花」という意味で、慶事が起こる前触れには赤い花が天からふってくるという仏教の経典によります。
こちらは「慶事の前触れ」なのでポジティブなシンボルなのですね。

その他、方言として地域色豊かな別名が各地にあり、その数1000を超えるとも言われます。
しかし、概ねネガティブなイメージの物が多い・・・

 →「死人花(しびとばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」
あまりに鮮烈な赤い花であること、
葉は無くて、花茎だけがスーッと伸びること、
などが、どこか現実離れしたもの → 縁起が悪い といったイメージに結びつけられたと思われます。

 →「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」
根に有毒成分を含むことから。

 →「葉見ず花見ず」
花の時期(秋)には葉が無く、葉が茂っている時期(秋~冬)には花が無いことから。


 →「一時花(イチジバナ・イットキバナ)「揃い花(ソロイバナ)」「一緒花(イッショバナ)」
鮮やかな花を一斉に咲かせることから。


《ヒガンバナと日本人》

日本への渡来は古く、史前帰化植物であろうと推察されています。
葉のない鮮やかな赤い花がとても目立ち、彼岸時期に一斉に開花することから、「美しいが気味が悪い」などといった独特の位置づけが各地で形成されていったとも考えられます。
また、有毒であることは「危険な植物」として認知され、良くも悪くも「目立つ存在」なのです。


《ヒガンバナ 英語名は?》


「マジックリリー(Magic Lily)」
「 レッドスパイダーリリー(Red spider lily)」
「ハリケーンリリー(Hurricane lily)」
「レッドマジックリリー( Red magic lily)」

などいろいろあり、鮮やかな花と独特の形が人気で、日本のようにネガティブなイメージは無いようです。


《ヒガンバナの基本情報》

ヒガンバナ科 球根植物
中国(揚子江の中・下流域)
草丈 30~50センチ
花期 9~10月
花色 赤、白


《ヒガンバナの名所・群生地》

埼玉県日高市・巾着田(きんちゃくだ)
※管理人も行ってきました → 「巾着田・お花見レポート」

真っ赤なじゅうたんの様に群生しています。
最盛期は、それは見事な眺め!

巾着田のヒガンバナ

《ヒガンバナ(マンジュシャゲ)の花が冠された楽曲》

「曼珠沙華(まんじゅしゃか)」(1978年) 歌・山口百恵 作詞・阿木耀子
 ※サンスクリット語での読み方にちなむ。

「彼岸花」(1978年) 歌・森昌子 作詞・阿久悠 作曲・出門英

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