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2015年9月15日「秋の七草にはかつて別バージョンがあった!」(週刊花言葉)

度を超した長雨、

秋の「入り」は、不穏過ぎました。

とにかく今後は、復旧がスムーズに進む天候が続くことを願います。



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《9月12日~18日の花言葉》


「紫」「紅紫」の1週間?

秋は、こっくりした色が似合う季節ですね~。


  9月12日・・・ホトトギス「秘めた思い」
画像は → ホトギスの花言葉

  9月13日・・・ブッドレア「恋の予感」
画像は → ブッドレアの花言葉

  9月14日・・・紫のサルビア「尊敬」
画像は → 紫のサルビアの花言葉

  9月15日・・・サネカズラ「再会」
画像は → サネカズラの花言葉

  9月16日・・・リンドウ「あなたの悲しみに寄り添う」
画像は → リンドウの花言葉

  9月17日・・・エリカ「孤独」
画像は → エリカの花言葉

  9月18日・・・アザミ「独立」
画像は → アザミの花言葉

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「秋の七草」と言えば、

はぎ(萩)
すすき(薄)
ききょう(桔梗)
なでしこ(撫子)
くず(葛)
ふじばかま(藤袴)
おみなえし(女郎花)

・・・と、されています。

これは、山上憶良(やまのうえのおくら)が、
万葉集の中で詠み込んだもの。

万葉の昔に、日本の秋を彩った植物だったのですね。

「藤袴」や「女郎花」など、
現代ではかなり数が減ってしまっているものもあります。


《「秋の七草」、別のラインナップとは?》


さて、「秋の七草」には、
じつは、「別バージョン」があったのです!

昭和10年、「東京日々新聞社」が、
当時の文化人7人に、それぞれ一花ずつをあげてもらって制定したもの。

それによりますと・・・


「ハゲイトウ(葉鶏頭)」 長谷川時雨(選定、以下同)

「ヒガンバナ(彼岸花)」 斎藤茂吉

「アカマンマ(赤飯・イヌタデのことですな)」 高浜虚子

「キク(菊)」 牧野富太郎

「オシロイバナ(白粉花)」 与謝野晶子

「シュウカイドウ(秋海棠)」 永井荷風(辻永、と言う説も)

「コスモス(秋桜)」 菊池寛


いかがです?
より、身近な花々が選ばれている感じがしますね。

与謝野晶子が選んだ「オシロイバナ」は、
どちらかというと、夏の花のイメージがあったりもしますが、

花期が長く、10月頃まで咲いていますな。


まぁ、語呂あわせの観点からすると、
モタつきますけれども、

「見栄え感」は、こちらの方がゴージャスですね。


選んだ花から、選定者の人柄が、忍ばれたりして。

菊池寛の「コスモス」が、
個人的には、ほほえましい感じ^^;

菊池寛センセイと言えば、肖像写真は、そこそこイカつい風貌なので、
コスモスを側に置いた絵をイメージしてみると、ついつい。


それにしても、
7人の選んだ花、バッティングしなかったのでしょうか?

付け合わせてみたら、
「ああっ! 牧野先生と斎藤先生が同じ花だっ!」

「どうしましょう、どちらかに譲っていただかないと・・・」
「う~む、それも失礼だが」
「致し方ありませんよ。この場は丸く収めていただきましょう」

・・・てなやりとりがあったかどうかは、
定かではありません。

ちなみに、「東京日々新聞」は、
現在の「毎日新聞」の前身ということです。

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