5月の第2日曜日は「母の日」。
日頃なかなか表せない、お母さんへの感謝の気持ちを伝える日。
とっておきのヒトコトとともに手渡すプレゼントは、
やっぱり、カーネーションを始めとするお花がダントツ人気です!
《カーネーションは「母の日の花」?》
母の日とカーネーションの結びつきは、20世紀初めのアメリカが発祥です。
アンナ・ジャービスという女性が、母の命日に白いカーネーションを教会で配ったり、墓前に供えたのがはじまりとされています。
もともとは「亡き母に贈る花」だったのですね。
その後、アンナ・ジャージスの活動が元となって「母の日」が制定され、
「存命の母には、感謝の気持ちを込めて赤いカーネーションを贈る」
「亡き母には白いカーネーションを供えて偲ぶ」
・・・となっていったようです。
《カーネーション 花言葉 色別》
カラーバリエーションが豊富なカーネーションは、花言葉も色によって違います。
赤いカーネーションの花言葉は・・・
「女性の愛」
「母の愛」
「母への愛」
「熱烈な愛」
「あなたに会いたくてたまらない」
「深い愛」
「愛を信じる」
「哀れみ」 など。 どれも慈愛に満ちた母性を感じさせる花言葉ですね。
白いカーネーションの花言葉は・・・
「亡き母を偲(しの)ぶ」
「純潔」
「私の愛情は生きている」
「愛の拒絶」
「かわいくて愛らしい」
「純粋な愛」
「尊敬」
「純潔の愛」
など。色からイメージされる純粋さ、ピュアな印象の花言葉です。
「亡き母を偲ぶ」という花言葉は、「母の日にカーネーションを供える・贈ること」の発祥(発案者)となった、アンナ・ジャービスの行為の根拠となっています。
ピンクのカーネーションの花言葉は・・・
「熱愛」
「感謝」
「上品・気品」
「暖かい心」
「美しい仕草」
こちらも、色からイメージされる語句、穏やかな柔らかい印象の花言葉です。
オレンジのカーネーションの花言葉は・・・
「情熱」
「熱烈な愛」
「清らかな慕情」
「あなたを熱愛します」
明るくてパンチのある色合いから連想された花言葉が多いようですね。
《紫・青のカーネーションは新しく作られたもの》
もともとカーネーションは、青色の色素を持っていません。
すなわち、自然には青系の花を咲かせるカーネーションは存在していなかったのですね。
しかし、バイオテクノロジーの発達により、青いカーネーションが作出されました。
開発メーカーが特許を取得しており、現在「ムーンダスト」という商標名で流通しています。
紫色のカーネーションの花言葉は・・・
「気品」
「誇り」
「気まぐれ」
「移り気」
青色のカーネーションの花言葉は・・・
「永遠の幸福」
《母の日のプレゼントには「黄色のカーネーション」を贈らない方がいい?》
黄色のカーネーションには、ネガティブな意味の花言葉が多くつけられています。
「軽蔑」
「拒否」
「嫉妬」
「美」
「友情」
・・・など。
これは、黄色がキリスト教においては「縁起の悪い色」とされていることから来ているようです。
キリストを裏切った、弟子・ユダが来ていた衣服の色が黄色とされていることから、黄色は忌み嫌われたようなのです。
ナチスドイツがユダヤ人に強制的につけさせた「ダビデの星」も黄色でした。
このことを知ると、黄色のカーネーションはプレゼントしない方がいいのかな? と思ってしまいますが、別に気にしなくても良いと思います。
「お母んには黄色のカーネーションが似合う」「黄色のカーネーションが好きなので、贈ると喜んでもらえる」などであれば、バンバンプレゼントしちゃいましょう!
「美」「友情」という、良い花言葉もありますし。
「感謝の気持ち」がこもっていれば、お母さんは何色のカーネーションのプレゼントでも、嬉しいはずです!
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