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2006年07月08日 時点の情報
花見の情報:ハス
今週の花見情報〈ハス〉ハス
花を観賞するほか、レンコンや種は食用にします。
栽培の歴史は古く、仏教文化と深い関わりをもつ植物。「極楽の象徴」として、絵画や工芸品のモチーフに多用されています。
2000年ほど前の地層から発掘された種が見事に芽吹いて開花した「大賀ハス」は各地に株分けされて、美しいピンクの花を咲かせています。
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静岡
★静岡県南伊豆町の万葉ハスの道
雑草が生えるなど荒れ放題だった休耕田を何とかしようと地域のハス愛好家を中心とした「ハスの会」のメンバーが10年前からハス池を造り、ハスを植え始めたそうです。
現在、差田、上小野、加納、川合野を中心に万葉ハスと呼ばれる古代ハスを栽培。「万葉ハスの道」と名付け、町おこしに役立てています。川合野の「水辺の植物園」は建設業を営む芦沢清中さんが趣味が高じて開園。ハスのほかにもスイレンやホタル池などもあります(入場無料)。
7月上旬から、のどかな田園にピンク色の花を咲かせ、8月中旬まで楽しめそう。一カ所一カ所が離れているので、全部見るにはマイカーかレンタカーが向いています。伊豆急行線伊豆急下田駅から南伊豆町各地へバス約35-45分。(TEL)0558・62・0141南伊豆町観光協会
群馬
★あかぼり蓮(はす)園(伊勢崎市、JR両毛線、東武線伊勢崎駅からバス約20分)日中国交正常化25周年を記念して中国から贈られたハスの種を元に、地元住民の努力で市の指定史跡の天幕城外堀跡に花を咲かせたハス園。約2600平方メートルにピンクと白の通称・日中平和友好大使蓮が花を咲かせます。今年は少し遅れていて7月中旬から見ごろを迎えそう。今も地元住民による保存会が世話を引き受け、16日には保存会発足5周年を記念するイベントも開かれます。(TEL)0270・62・1151市赤堀支所
★城沼(館林市、東武伊勢崎線館林駅からタクシー約10分)つつじが岡公園に隣接した城沼と古城沼で自生のハスが7月下旬からピンクの花を開きます。つつじが岡パークインでは世界各国から取り寄せたハス約150品種が咲き、10日-8月10日まで夏の城沼花ハスまつりが開かれます。期間中は、船の上からハスを観賞する遊覧船(大人700円)が運航するほか、ハスづくめの弁当がセットになった花ハスクルーズ(大人1500円)も。(TEL)0276・72・4111市観光課
埼玉
★長岡池(美里町、JR八高線松久駅から徒歩約20分)甘粕地区にある約2000平方メートルの長岡池で、日中友好のシンボルとして97年に当時の中国大使から贈られた大使蓮が大輪の花を咲かせます。29、30の両日に甘粕大使蓮まつり。産直野菜やブルーベリーなどの販売も。(TEL)0495・76・1111町観光協会
千葉
★東京大学大学院農学生命科学研究科附属緑地植物実験所(千葉市、JR総武線新検見川駅から徒歩約20分)昭和26年に、植物学者の故大賀一郎氏が実験所に隣接するグラウンドで発見した2000年以上前のハスの実が奇跡的に芽生え、所内の池で育てられている。大賀ハスをはじめ明光蓮、中日友誼(ゆうぎ)蓮など約200品種が咲きます。平日午前9時-午後4時なら事務所で許可を得れば見学が可能。15日午前5時から10時まで自治会主催の花園ハス祭りを開催し一般公開しています。(TEL)070・5581・5060問い合わせ専用PHS
神奈川
★三渓園(横浜市、JR根岸線根岸駅からバス約10分、本牧下車徒歩7分)白いスイレンがすでに咲いていて、9月中旬まで楽しめそう。紅色の花を咲かせるハスは7月下旬から8月中旬まで見ごろ。22日から8月6日までの土、日曜限定で早朝観蓮会のため、午前5時に開園。入園料は大人500円。(TEL)045・621・0635
★光明寺(鎌倉市、鎌倉駅からバス約10分)「かながわの花の名所100選」に選ばれたハス寺として地元では有名です。ピンク色の大賀ハスが7月中旬から見ごろを迎えそう。盛りになると池の半分を覆う。(TEL)0467・22・0603
東京
★明治神宮御苑(渋谷区、JR原宿駅から徒歩約10分)紅や白、薄いピンクなどのスイレンがすでに見ごろで7月いっぱいまで楽しめそう。スイレンの群生が島のように浮くさまもかれん。入園料500円。(TEL)03・3379・5511
★不忍池(台東区、JR上野駅から徒歩5分)ハスが7月下旬から見ごろを迎えそう。ピンク色の花を咲かせます。早朝から開放されているので撮影や散策に向いています。(TEL)03・3828・5644公園事務所
★薬師池公園(町田市、JR横浜線、小田急線町田駅からバス約20分)7月下旬から8月半ばまで見ごろ。大賀ハスがピンク色の大輪の花を咲かせます。8月6日午前6時から、早朝観蓮会を実施。(TEL)042・793・7611市公園緑地課
茨城
★古河市総合公園(古河市、JR宇都宮線古河駅からタクシー約10分)古河公方の館跡や足利義氏の墓など数多くの史跡がある同園。茶畑や梅林、花桃など四季折々の農村風景が楽しめますが、この季節、園内の池で千葉県から種を贈られたピンク色の大賀ハスが見ごろを迎えています。夜明けに音をたてて大輪の花が咲く光景は圧巻。(TEL)0280・47・1129市民公社
※今後の天候や気温で開花時期が変わります。現地に問い合わせてからお出かけされるとよいでしょう。