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2006年09月03日 時点の情報

花見の情報:ヒガンバナ(彼岸花)

今週の花見情報〈ヒガンバナ〉
ヒガンバナ
ヒガンバナ


ヒガンバナ科の球根植物。秋のお彼岸のころに開花するので、この名になりました。「曼珠沙華」の別名もおなじみ。全草に有毒成分が含まれているとされますが、球根は水にさらして毒を抜き、食用にしていました。葉は、花が終わるころに出て翌年の春まで茂るというサイクルで、花と葉が同時に見られることはまずありません。




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神奈川

神奈川県伊勢原市の日向(ひなた)薬師周辺

 ヒガンバナ科の多年草。その名の通り、秋の彼岸前後に真っ赤な花が咲きます。曼珠沙華(マンジュシャゲ)の別名があり、田んぼのあぜ道や寺の境内でよく見かけます。毒があるため、長い間不吉な花として敬遠されてきたが、鮮やかな赤い花に人気が集まり、今は観賞用に育てているところも多いのです。

 伊勢原市日向の日向薬師は日本三薬師の一つ。本尊の薬師如来像をはじめ25点もの国の重要文化財がある古刹(こさつ)。梅や桜の名所でも知られますが、秋は神奈川花の名所100選にも選ばれたヒガンバナが有名。丹沢大山を背景に、黄金色の稲穂が揺れるあぜ道に真っ赤なヒガンバナが咲く風景は訪れる人をどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。

 ほかに神奈川能力開発センター周辺のあぜ道にも群生が見られます。9月中旬から下旬が見ごろ。小田急線伊勢原駅からバス約30分。(TEL)0463・94・4711市観光協会

常泉寺(大和市福田、小田急江ノ島線高座渋谷駅から徒歩7分)境内のあちらこちらに紅白のヒガンバナが咲きます。白も多いのが珍しく、白いヒガンバナを目当てに訪れる人も多いのです。9月11~16日に「白い彼岸花のつどい」を開きます。拝観料300円、小中学生150円。(TEL)046・267・8789

県立フラワーセンター大船植物園(鎌倉市岡本、JR東海道線大船駅から徒歩15分)ハナショウブ園の両脇に数千本の群生が咲きます。赤に混じって若干白のマンジュシャゲも見られます。9月中旬から下旬が見ごろ。入園料大人350円、高校生以下と65歳以上は無料。(TEL)0467・46・2188

茨城

奥久慈茶の里公園(大子町左貫、JR水郡線常陸大子駅からバス約20分)奥久慈茶の普及と世界の茶の歴史や文化を紹介する展示館があり、ここから約1キロ離れた農道沿いにヒガンバナの群生があります。同館に道順を案内する地図が用意されています。展示館の入館料は300円。(TEL)0295・78・0511同館

栃木

彼岸花の里・蓑沢(那須町蓑沢、JR宇都宮線黒磯駅からバス約40分)美野沢小学校の前方、広さ60アールに全長300メートルの遊歩道が整備されています。マイカー向き。マイカーの場合は東北自動車道那須ICから約30分。9月下旬から10月上旬が見ごろ。開花状況によって9月24日か10月1日にイベントを開催。(TEL)0287・72・6918町観光商工課

城山公園(茂木町茂木、真岡鉄道茂木駅から徒歩約20分)例年、9月中旬から下旬にかけて、公園の南側斜面登山道脇に約5万本のヒガンバナが咲きます。地元のボランティア団体や中学生が年に数回草取りや肥料やりなどの世話をしています。斜面が真っ赤に染まる様子を捉(とら)えるアマチュアカメラマンも多いのです。(TEL)0285・63・5644町商工観光課

乙女かわらの里公園(小山市乙女、JR宇都宮線間々田駅から徒歩8分)公園内博物館周辺の全長約1キロの遊歩道沿いにヒガンバナが咲きます。9月中旬から下旬が見ごろ。9月23日にはマンジュシャゲまつり。大正琴の演奏や民謡の発表のほか、地元商工会による模擬店が出店します。同日午前9時から、小山駅を出発し、同園のヒガンバナを観賞するハイキングも実施。(TEL)0285・45・0261間々田商工会

常楽寺(鹿沼市下粕尾、東北自動車道栃木ICから約25分)参道両側や境内が一面赤く染まります。9月中旬から見ごろ。中粟野にある遊の郷直売所付近の粟野川河川敷でも約1000平方メートルにわたりヒガンバナの群生地があります。(TEL)0289・85・7506市粟野支所

群馬

つつじが岡第二公園(館林市尾曳町、東武伊勢崎線館林駅から徒歩20分)ハナショウブ園の周りや遊歩道沿い、土手沿いなどに約3万本が咲きます。9月16日~10月1日まで彼岸花まつり。期間中、園内の旧秋本別邸で昭和初期の部屋を再現する企画展を開催。9月30日には花を観賞しながら七輪でサンマやホタテなど秋の味覚を楽しむイベントも。(TEL)0276・72・4111市観光協会

埼玉

巾着(きんちゃく)田(日高市高麗本郷、西武池袋線高麗駅から徒歩10分)高麗川が蛇行し巾着形になった田にヒガンバナの群生が咲きます。平成元年にやぶを下刈りして整地し名所となりました。昨年は約34万人が訪れました。9月9日~10月1日まで曼珠沙華まつり。9月16~18日、23、24日は市役所の駐車場を開放、現地までの送迎バスあり(大人200円)。入場料大人200円。駐車料金1台500円。開花情報は(TEL)0180・994・574テレホンサービス

本庄市児玉町風洞(ふどう)の群生地(本庄市児玉町、JR八高線児玉駅からタクシー約5分)水押川沿いのあぜ道500~600メートルにヒガンバナの群生があります。毎年地元ボランティアが草刈りなどの世話をしています。見ごろは9月中旬。(TEL)0495・72・1331市観光協会児玉支部

東京

神代植物公園(調布市深大寺元町、京王線つつじケ丘駅、調布駅からバス約15分)水生植物園周辺のあぜ道に数千本のヒガンバナが咲きます。ここは入園無料地区。(TEL)042・483・2300

浜離宮恩賜庭園(中央区浜離宮庭園、地下鉄築地市場駅から徒歩7分)大手門付近のサービスセンター裏手に咲きます。9月の毎週日曜に琴や尺八の演奏会やコンサートなどが開かれます。(TEL)03・3541・0200

※今後の天候や気温で開花時期が変わります。現地に問い合わせてからお出かけされるとよいでしょう。

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