「大きな玉ねぎの下で ~はるかなる想い~」

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「大きな玉ねぎの下で ~はるかなる想い~」

モチーフ:タマネギ
歌:爆風スランプ

1989年10月21日発売。
もともとは85年発売のアルバム収録曲、その後89年にシングルカットされました。

80年代後半にエネルギッシュなサウンドで若者の心をつかんだ爆風スランプの名曲。

爆風スランプは、スキンヘッドにサングラスという、
インパクト超大! の「サンプラザ中野」さんボーカルのバンド。

(現在は「サンプラザ中野くん」さんです。
 名前にあと2画足すと、運気が上がると言われたので改名したそうな)


パワフルなパフォーマンス、
ユニークな着眼点でありつつも高クオリティの楽曲をもって、
バブル期を中心に、一斉を風靡しました。


アタクシも結構聴きましたし、

学生時代、芝居の劇中に使わせていただいたことも。

(演劇サークルに所属してたもんで・・・。
 音の作りがかっこいいので、場が盛り上がるんですよね~
 「月光」、実はカラオケの十八番)


この曲は、爆風にしては少数のバラード。
小説のように展開するストーリーに、胸が高鳴ります!

歌詞はこちら → 「大きな玉ねぎの下で」歌詞

「遠距離恋愛」とも言い切れない、
でも募る想いを抱いているペンフレンドの女の子へ、

意を決して「会おう」と、貯金をはたいて贈った、
日本武道館でのコンサートのチケット。


待てども彼女は来ない・・・

隣の席は最後まで空いたまま・・・


青春の切なさ、ほろ苦さが、
丁寧な情景描写から鮮やかに立ち上ってくる名曲。

武道館界隈を歩いたことのある方なら、
どなたも「ああ、あそこね」と大きくうなずけることでしょう。


で、「屋根の上に光る玉ねぎ」とは、
武道館のてっぺんについている「擬宝珠(ぎぼし)」のことであります。

これは玉ねぎそのもの!

玉ねぎ!


今は、もしかして「ペンフレンド」なんて絶滅寸前?

メールってもんがありますからね~。
まぁ「メル友」が同様の存在、なんでしょうね。

さらには、LINEやらツイッターやらのSNSメディアも花盛り。

で、実際に会うのが「オフ会」・・・?


でも、直筆の手紙って、
「想い」の大きさが、やっぱり感じられますよね。

(管理人も、「ここぞ」と言う時は手書きです。
 かなり、効きます。
 こじれかけた取引先から、大逆転、大口の仕事を受注したことも!)


それにしても、曲中の彼女は、何故現れなかったのかなぁ。

「君の返事読み返して」とあるので、
何らかのレスはしたんですよね。

気が変わったのか、

実は別人の写真を送っていたからなのか
    (・・・!?「定期入れの中のフォトグラフ」)、

「せっかくのチャンスなのにもったいない」とも思っちゃうんですが。
(物欲しそう!? いえいえ新たな出会い)


ともあれ、
人生、悲喜こもごものドラマで流れる涙も、

「ちょいと『大きな玉ねぎ』を刻んじまったい!」と、

さらりと乗り越えていきましょう!

1985年の武道館ライブです!





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