「あじさい通り」
モチーフ:あじさい
歌手:スピッツ
1995年9月20日発売、
スピッツ6枚目のアルバム「ハチミツ」7曲目のナンバー。
このアルバムは、セールス200万枚を突破。
名実共に、スピッツはヒットメーカーの仲間入りをしました。
8曲目がブレイクナンバー、「ロビンソン」です。
そして1曲目の「ハチミツ」は、
後にアニメ「ハチミツとクローバー」の挿入歌となりました。
この曲は、シングルでの発売ではなかったので、
あじさいの季節の発表、ではなかったんですね。
ブリティッシュロックを思わせるようなイントロから、
どこかノスタルジックなメロディーが拡がります。
草野さんの独特の声がさらに加工されていて、
えも言われぬ聴きごこち。
雨のあじさい通りを、
「あの娘」のことを思いながら、カサをささずに走っていく、
思いは伝わるのか・・・、
恋が愛に変わるのか・・・、
どうなるかはさておき、
希望をつかむために、雨にも負けず進む姿が連想されます。
歌詞はこちら → 「あじさい通り」歌詞
強く感じたのは、「浮遊感」や「飛翔感」。
歌詞の内容云々・・・というよりも、
声とメロディーと音とが渾然一体となって、
どうにもこうにも、耳と心に印象づけられる一曲。
「ロビンソン」を耳にした時と同様、
「この空気のひずみと揺らぎは何なの!?」と、
良い意味で心が動揺しました。
言葉で言い尽くせない感情や気分を、
音楽として組み立てていく方法論が個性的なのは、
スピッツのメンバーが美術大学や服飾系の出身ということも、
どこかで関係しているかも知れません。
鬱陶しい梅雨も、透明な美しいガラスの世界に見えるかも?
ちなみに、草野さんが在籍していたのは
「武蔵野美術大学」で、
のちの「ハチミツとクローバー」の舞台のモデル校です。
そんなアジサイの花言葉はこちら → アジサイの花言葉
ご一聴下さい!
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