「ひまわり」

「ひまわり」

歌手:吉田拓郎
モチーフ:ひまわり

「拓郎に、花のタイトルの曲があった!」

1989年2月8日発売のアルバム「ひまわり」の、
第一曲目に収録されています。

シングルカットはされていません。

(「拓郎に、花のタイトルナンバー」・・と言えば、
 「ほおずき」もあるんですね~
 こちらも、アルバム収録曲)

ひまわり

曲中には「ひまわり」という言葉は登場せず、

「暗喩」にて、イメージを喚起させる作詞です。


「毒のない花」を「ひまわり」と重ね合わせているのか、

真夏を体現するかのような、
明るさ一辺倒の花・・というイメージなのか、

なかなかに空想がひろがる世界を作り出しているナンバー。


バッチリ「字余り・字足らず」で、

メロディー・リズムと、
歌詞の「音拍」が、まったくの不一致。

喋っているかのような、独特の歌唱法の「拓郎節」。


思い通りにいかない男女の間のいらだちや、

男のロマンとプライドと、
それでも「愛されたい」という切ない願望と、

いろんな葛藤の狭間で揺れ動く「心の綾」みたいなものが、

見事にあぶり出されてくるような。


紛れもなく、
やっぱり「ご本人」でなきゃ表現できないものに、満ちあふれています。

歌詞はこちら → 「ひまわり」歌詞

「ひまわり」に、
いろんなイメージをダブらせる曲はあれこれありますが、

明るいだけじゃない、
かといって、その反対の「うら寂しい」みたいなのでもない、


どこか、ゴッホの「ひまわり」を思わせる、

「情念のひまわり」が思い浮かんだのであります。

吉田拓郎さんは近年、

肺ガン克服 → 気管支炎悪化

等々で、ライブ中止などいろいろありますけど、

本格復帰の方向の模様。


これからも、
「誰にも出せない味」で、
日本の音楽シーンを活気づけていただきたいものです。


ひまわりの花言葉は → 「ひまわりの花言葉」





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