冬のひまわり
モチーフ:ひまわり
歌:松原健之(たけし)
2008年1月23日発売。
作詞は、作家の五木寛之さんです。
何を隠そう、松原さんは五木さんに見いだされてメジャーデビュー、
いわば「五木寛之の秘蔵っ子」って感じでしょうか。
その松原さん、10代の頃から、歌の「コンテスト荒らし」だったそうな。
この曲は、
叙情歌謡 + 演歌 + 70年代フォーク ÷ 3 ・・・
てな感じのテイストな曲。
ホントーに美しく日本語を発音する、
じつに端正な歌いっぷりが印象的です。
(村下孝蔵さんの永遠の名曲「初恋」を、
彼の歌唱バージョンで聞いたのですが、
まぁ良い線いってるかな、と及第点!
・・・すんません、じつは管理人、村下氏フリークなもので、
なまっちょろいカバーには激辛口なのです^^;)
松原さんは、ステージでの身のこなしや見せ方も、
嫌味ではないんですが、堂に入ったもの。
居そうで居ない立ち位置の、貴重な存在とお見受けしました。
「冬のひまわり」は、
五木氏の同名小説がモチーフ。
この作品、ワタクシの愛読書のひとつでして、
京都・山科と、鈴鹿サーキットを舞台に、
20年間にわたる男女の機微がドラマティックに描かれています。
この曲は、その小説のヒロイン「麻子」が主人公と思われます。
歌詞はこちら → 「冬のひまわり」歌詞
「麻子」は、見た目は清楚(というか地味)で性格もおとなしく、
でも芯がっかりしている古風な女性・・・という設定。
(回想シーンは16歳から始まるのですが、
個人的には「多部未華子さん」をキャスティングしたいっ!)
五木氏と言えば、
近年は、仏教の視点の「生き方指南」本で名高くなってますが、
1985年に発表されたこの作品でも、
その片鱗をうかがうことができます。
ここでは、あらすじは割愛させていただきますが、
(ご興味お持ちの方は画像をクリック!)
かつての想い人への揺れる思いを察する夫が、
麻子へ静かに語る言葉が、とにかく泣かせます。
「あーこんな風に愛されてみたい、女ならっ!」と思うこと請け合い。
やっぱり、不器用なくらい誠実な人ってのが、
最後には安心感があるわよね~・・・。
もとい!
元気いっぱい「夏のひまわり」のイメージとはまた違った、
憂いを帯びた「冬のひまわり」の世界を、
音楽と文学でお楽しみいただけますよ。
そんなヒマワリの花言葉は、こちら ↓
そして、松原さんのPVです!
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