「花言葉の唄」

モチーフ：花
歌手：松平晃・伏見信子

昭和１１（１９３６）年７月公開の映画「初恋日記」の主題歌。

歌は、その映画の主演俳優の松平晃と伏見信子。
男女掛け合いのデュエットソングで、当時大ヒットしたそうです。

なんと言っても戦前の歌ですので、
もちろんリアルタイムでは知りませんです。

しかし、

「年忘れにっぽんの歌」とか、
「思い出のメロディー」とかで、

なぁんとなく耳にしたことがあるような。

作詞の西條八十は、この曲の他に、

藤山一郎の「青い山脈」や、
村田英雄の「王将」などのヒット曲の作詞も手がけています。

しかし、本業は（！？）詩人で、
夭折の童謡詩人・金子みすゞ（金子みすず）を見いだした人物。

「花言葉」という単語・フレーズそのものは歌詞に登場しませんが、

美しく咲く花の色に、
うれしさや悲しみを託し、大切な人にあげる・・・という、

まさに「もの言う花」をロマンチックに表現。

「花言葉の唄」歌詞はこちら　→　「花言葉の唄」

ゆったりとした３拍子の、
古き良き美しい時代を思わせる、上品なメロディーラインの曲です。

可憐なヒナギク、なんか似合いそうな感じ？