「この世の花」

歌手：島倉千代子
モチーフ：花

１９５５（昭和３０）年発売、
この年の３月１日の封切られた同名映画の主題歌です。

作詞は、西条八十さん（！　だからどこか唱歌・童謡っぽい？）、
作曲は、万城目正さんです。

島倉千代子さんのデビュー曲で大ヒット、

この一曲で「天才歌手」として一躍スターになりました。

「この世の花」は、
雑誌「明星」に連載されていた小説を映画化したもので、

第一作目のヒロインは淡路恵子さん！

（最近バラエティで気を吐いてらっしゃる・・・
　島倉さん同様、波瀾万丈なお方～）

内容は、
まぁ「古き良き時代のメロドラマ」「少女小説」とも言えそうですが、

島倉さんの歌声とのマッチングは絶妙だったのではないでしょうか。

（もちろんアタクシは観ていない＾＾；）

当然、この曲の歌詞も、
映画の内容に沿ったものになっております。

か細く、守ってあげたいような趣を醸し出しつつ、

どこか凛とした強さも感じさせる、

「耐えて忍ぶ」大和撫子の声を具体化したような。

かつてはこうした女子（おなご）が好まれたのね～と思うと、
時代の流れを感じますが。

さて、私にとっての島倉さんは、
やっぱり「人生いろいろ」でしょうか。

何とも言えない可憐さを持ち合わせた方だな～と、

でも人生は波瀾万丈。

（実家の母も「この人は男運が悪いんだよね～」と、
　歌番組で見かけるたびに言っていました）

「この世の花」歌詞は　→　こちら

訃報に接し、改めてチェックしてみたところ、

結構「花のある」ナンバーが持ち歌に。

「からたち日記」
「りんどう峠」
「鳳仙花（ほうせんか）」・・・などなど。

また一人、唯一無二の歌声の持ち主が鬼籍に。

ご冥福をお祈りいたします。

（ベスト盤に収録されています）

この花が、お似合いでしょうか。

「白いツバキ」

「花言葉事典」白いツバキの花言葉

写真はイメージですが白いシャクヤク！