「楓　～かえで～」

歌手：スピッツ
モチーフ：カエデ

１９９８年７月７日発売。

スピッツ１９枚目のシングルです。

作詞・作曲は草野正宗さん。

松任谷由実さんもカバーしています。

タイトルの「楓」は、
曲の歌詞としては登場しません。

思い出の人の名前と解釈するか・・・

切ない別れの季節が楓に彩られていたと解釈するか・・・

さまざまなイメージを喚起させてくれるナンバー。

「楓」歌詞はこちら　→　「楓」歌詞

この曲に限らず、スピッツはほとんど、
いろんな解釈が可能な作品を世に出してますかね。

理屈で意味を解読するのは、ヤボってもんでしょうか。

「なぁんとなく、こんな感じ？」で、
じゅうぶんな気がします。

「かえで」という、どこか可憐な響きの一言と、
どこまでも透明な音世界がみごとに溶け合い、

えも言われぬ心地よさ。

「意味の確定は『これだ！』とは出来にくいけど、
　とにかく聞きごこちがいい」

・・・んですねぇ、スピッツは。

（「ロビンソン」を初めて聞いたとき、
　「意味判らないけど、快適な音の並びだ」と思ったアタクシ）

爽やかな秋風と青空の下、
陽に透けるカエデを眺めながらこの曲を聴くのも、オツなもの。

カエデ　＝　モミジの花言葉は、こちら　→　カエデの花言葉