「リンゴ追分」

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「リンゴ追分」

歌手:美空ひばり
モチーフ:リンゴ

1952(昭和27)年発表。

同年に封切りされた映画「リンゴ園の少女」の挿入歌です。

この映画、もちろんひばりさんが主演。

レコードが発売されるや大ヒット、
130万枚を売り上げました。

これは、ひばりさんのリリースしたシングルレコード曲中、
第5位という「輝かしい」記録!

リンゴの花

歌唱時のひばりさんは、15歳。

(デビューが12歳)

まぁ、今の芸能界でも子役スターはじめ、
10代はバンバン活躍していますから、驚く事じゃないですけど、

ご存知の通り、「うまさ」はハンパない!


「追分」というのは、
もともと「道が分かれる所」の意味で、

転じて、そうした場所を冠した民謡の一種を差す言葉ともなったようです。

(日本各地に「追分節」があるそうな)


この「追分節」、

使う声域が上から下までかなり広く、
声をロングトーンで伸ばすことを必要とする、

かなりの歌唱力を必要とする難曲、なんだそうな・・・。


確かに、「リンゴ追分」もそのようです。

切ない別れにそっと涙する津軽娘の純情を、
哀愁漂う「こぶし回し」で、
見事に歌い上げるひばりさんの歌唱力は、

まさしく「天才少女歌手」。

日本人のDNAに響く「何か」が的確に表現されています。

歌詞はこちら → 「リンゴ追分」歌詞

ひばりさんについては、
最近は「ものまね」で再び注目を集めているようですけど、
(○木隆司さんね^^;)

ぜひ、ご本人の歌を見て聞いていただきたい!


じつは、管理人は「ナレーション(しゃべり)表現」の参考にさせていただいてます。

一音一音の微妙な表現が、職人芸、なんですよね~。

「表声(おもてごえ)」と「裏声」の使い分け、
歌詞の内容に合わせた音色の変化のさせかた・・・

まったく、見事です。

やっぱり、技術も磨かなくちゃと思うですよ。

内容に心を動かすことはもちろん必要ですが、
それを的確に表現する技とは・・・。

美味しくなってきた今年のリンゴをかじりながら、
名人芸の味わいに、思いを馳せるのでありました。


リンゴの花言葉はこちら → リンゴの花言葉






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