「茶つみ」
モチーフ:チャ(茶)
文部省唱歌
ご存知、新茶を摘む風景を歌った、
「にっぽんの歌」。
1912(明治45)年刊行の『尋常小学唱歌 第3学年用』が初出。
当初は、小学校3年生用の歌、だったんですねぇ。
2007年に「日本の歌百選」に選ばれました。
作詞・作曲とも不詳・・・
すなわち「どなたが作ったのか、わからん!」ということ。
京都・宇治周辺で伝承されていた「茶摘み歌」を元にして、
唱歌とした、という説もあるようです。
そう、かつては各地で、
農作業をしながら、とか、作業の合間に歌う歌、
誰ともなしに、口ずさまれて、
声から声へ、伝わっていく歌・・・
すなわち「民謡」が伝承されていたんですね。
歌詞はこちら → 「茶つみ」歌詞
「お茶の花」は、こんな感じです。
ツバキ科なので、白いツバキにもちょっと似ています。
「茜だすき」とは、
「茜染めの『たすき』」のこと。
この場の「たすき」は、
和服のひらひらした袖が作業の邪魔にならないように、
背中から肩に回して袖をくくるタイプ。
片方の肩から斜めにかける、
「駅伝」やら「選挙」やらで使うタイプではあ~りません。
「茜色」は、夕焼け空の形容にも用いられますが、
ちょっと暗めの赤です。
茜の汁には止血作用があるそうで、
素手で行う茶摘みの作業には、
指先のケガはつきもの、
切り傷からの出血を茜のたすきで、ちょいとぬぐって、
「摘めよ摘め摘め・・・」と作業に励む、
理にかなった装束だったのでは、とも考えられているそうな。
(By ウィキペディア・・・草木染め名人の方の分析)
「普段はペットボトルのお茶ばっかり」という方も、
是非、新茶を召し上がってみて下さい。
急須が無くても、へっちゃら。
「お茶パック」という便利なものがございます。
沸騰したお湯を湯飲みに入れてしばらく放置(冷ます)、
ちょっとぬるめになってから、
茶葉を入れた「お茶パック」を沈めます。
そのままだと、なかなか出ませんので、
ちょいちょいと、つついたりしてみましょう。
色と香りが良い頃合いになってきたら、
パックを取り出し、おもむろに啜ります。
思わず「うんまい!」と膝を叩いてしまうこと、請け合い!
美容と健康に、新茶いかがっすか~!?
美味しいお茶をいただきながら、「茶つみ」の歌も歌っちゃおう!
ちなみにお茶の花言葉は・・・・ → お茶の花言葉
(花期は秋~冬です)
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